Dream Field

See-Saw Dream Field歌詞
1.君がいた物語~Dream Field Mix

作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記

静けさと安らぎが遠くで招くから
もう少し先にまで行けそうな気がする
ただ手を取り合って 凍りつく夜を越えて

傷付いて俯いた時に出会ったから
切なさが失くなれば離れて行くようで
穢れた水の上だから月の影が綺麗で

それは哀しみの語る物語
恋と呼ぶことにまだためらっている
凍てついた夜に近くなる星は
君がいる夢をいつまで見せてくれるだろう

想い出を飲み込んで空の蒼は深く
ぬくもりのくれるもの 手に入らないもの
何を分け合って何を捨ててゆく ここに

このまま二人で凍てついた空の
彼方へ行けると どうか信じていて
誰よりも近く何処までも遠く
君がいる夢はもう消せない記憶だから

それは哀しみの語る物語
恋と呼ぶことにまだためらっている
凍てついた夜に近くなる星に
君がいる夢をまだ見つめていたいだけで


2.黄昏の海

作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記

黄昏の海に出て
二人は二度ともう巡り会えないの……

黄金の灯りが海に落ちて夏の風が途切れた
怯える二人にただ寄せて返す水音

何を信じてここまで来た 道も忘れ果てたの
さよなら告げる為の優しさだけ残して

どんなに波を重ねて想い出を叫んでも
貴方のいた岸辺にはもう帰らない

黄昏だけを抱いて
あの日の波はもう深い海の底
哀しみを知らない蒼い夢を見て眠っている

暗い水の向こうに揺れる知らない街の灯り
とても近くに見えたまほろばの花の頃

あの時もう一つだけ遠い波を越えたら
貴方のいる岸辺まで辿り着いたの

黄昏の海に出て
二人は二度ともう巡り会えないの
寂しい眼差しを重ねて眠った夜も消えて


3.LOVE

作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記

手のひらで包み込む頬にくちびるを寄せて
冷たい雨に濡れている 静けさの中
恋に震えるたびに初めての気がするから
黙り込むのはただ声を聞いていたくて

背中に小指がキレイにはまるだけで
胸の涙が一つずつ消えるようで

手のひらの中いつもこの安らぎを下さい
これが最後の慰めだと信じていいの

木漏れ日の寒さにも慣れた冬の終わりには
微笑むだけの頼りない恋でもいいわ

想いを分け合うことなどいらないの
今は貴方の温もりだけでいい それだけが全てよ

手のひらで包み込む頬にくちびるを寄せて
冷たい雨に濡れている 恋をしている


4.Emerald Green

作詞:石川千亜紀
作曲:梶浦由記

走っていく 子供たちのはしゃぐ笑い声に
光と影 追いかけてみたくなる
緑の葉に透かして見た あの太陽の先に
何があると思っていたのだろう

EMERALD GREEN 花を摘んだ手の中から
空風土へと姿を変えて行く
その美しさに目を開いた 眩しすぎる場所で
寝ころんだ空に問いかけてる

何枚かの大きな葉と小石広い集め
囲むように小さな墓地をつくり
風が吹けば壊れるような
そんな夢だったけど
あの世界をまだ覚えている

EMERALD GREEN 木の葉揺らすあの歌から
緑の呼吸が背中を包み込む
もう一度ここに帰りたいと
願うだけでも今 目の前が少し明るくなる

EMERALD GREEN 花を摘んだ手の中から
空風土へと姿を変えて行く
その美しさに目を開いた 眩しすぎる場所で
寝ころんだ空に問いかけてる

目の前が明るくなる


5.あんなに一緒だったのに

作詞:石川千亜紀
作曲:梶浦由記

あんなに一緒だったのに 夕暮れはもう違う色

ありふれた優しさは君を遠ざけるだけ
冷たく切り捨てた心は彷徨うばかり
そんな格好悪さが生きるということなら
寒空の下 目を閉じていよう

あんなに一緒だったのに
言葉ひとつ通らない 加速していく背中に今は
あんなに一緒だったのに 夕暮れはもう違う色
せめてこの月明かりの下で 静かな眠りを

運命とうまく付き合って行くならきっと
悲しいとか寂しいなんて言ってられない
何度もつながった言葉を無力にしても
退屈な夜を潰したいんだね

あんなに一緒だったのに
ふぞろいな二人に今 たどりつける場所など無いんだ
あんなに一緒だったのに 初めて会う横顔に
不思議なくらいに魅せられてる 戸惑うくらいに

心はどこにいる? どこに吹かれている? その瞳が迷わぬように

あんなに一緒だったのに
言葉ひとつ通らない 動き始めた君の情熱
あんなに一緒だったのに 夕暮れはもう違う色
せめてこの月明かりの下で 静かな眠りを


6.千夜一夜

作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記

この場所を出て歩く道の事を考える
空はまだ早い夕方 雲に色を残して
隣の子供は同じ歌もう三度も歌ってる
終わる言葉思い出せず 最後だけずっと繰り返して

始めも終わりもいらなかった 君の目が呟いた
どんな記憶を探したら胸の深みへ届くのだろう
長すぎた 君の言う日々は一夜の夢のようで
終わる言葉信じられない 目覚めの時はまだ遠い

千の夜を消せないでまだここを立てない

誰の心も動かせないただの無口なシエラザード
幾つの夜を重ねても-つの恋さえ語れない
温もりにもなれなかった寝物語は何処へ消えて
君の優しい言葉だけせめて覚えておきたかった

千の夜を消せないで一人の道に席を立つ

優しい言葉だけせめて覚えておきたかった
一つの夜に消えた千の夜を…


7.月ひとつ

作詞:石川千亜紀
作曲:梶浦由記

寂しげな月ひとつ
貴方のところで見る頃は
キレイな満月になっているだろう

この羽ふるわせて 旅立つ鳥は今
愛される理由を景色に探してた

あなたを愛してから 抱かれた胸の奥の
一枚の絵の中 帰りたい海を見つけた

月はいくつあるの?
一人の部屋へと帰る道
それぞれの夜を見守ってくれた

こんな月明かりに 飛び立つ鳥は今
どこまでも自由に 愛したい気持ちだけ

あなたを愛してから 見上げた空の地図に
手をかざして笑う もう一つの月をみつけた


8.夏の手紙

作詞:石川千亜紀
作曲:梶浦由記

いつまでも いつまでも座り込んで
川せみを静かに聞いてました

小石拾い上げて 投げたら思いもかけず
大きな音しました

襟あしが 夏の匂いに小さく
漂って そして脈うつのです

無言の時計と 暗くなるのを待つのです
その全ては はかないです

あれから一年が過ぎ どうやら一人きりです
愛していたのかしらと 愛しすぎたかしらと
胸の中にしまってた 宛名のない手紙を
河の流れよ 今は受け取って下さい

夕映えが 熱いからだをそのまま
河の中に 投げ出して冷やして

一人づくしの夏 思いもかけず横顔を
ふいに見せに来るのです

あれから冬が過ぎ去り そして春を越えました
愛していたのだろうと 愛は流れていくと
夏の手紙に託して 振り返ることもせずに
河は何も知らずに 乗せて行くようです


9.Obsession

作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記

deep in the night
far off the light
missing my headache

visions of light
sweeter delight
kissin' my loveache

how come I must know
where obsession needs to go?
how come I must know
where the passion hides its feelings?

how come I must know
where obsession needs to go?
how come I must know
the direction of relieving?


10.記憶

作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記

きっと最後はここに帰って来ると思う
世界の始まりを二人で見ていた
一度だけその場所に確かに届いたから
この手を離しても怖くはないの 二度と

空っぽの身体に降り積もってゆく記憶
私を少しずつ作って満たして
そんな風に人は人の形になるの
忘れたくない想い心に重ねて

何処まで遠く行く時にも
私はここに君の中に
君を導く星のように
ずっといるわ

君を離れて行く時にも
胸に刻んだあの場所へと
私はきっと帰れるから
振り向かずに行くわ

空っぽだった胸に愛という名の記憶
君が甘く苦く注いでくれた
一度だけ君の中確かに届いたから
この手を伸ばすこと怖くはないの 二度と

たとえ今見つからなくても
大切なものはまだあるの
君をただ抱きしめた夜に
辿り着いた

君を離れて行く時にも
私はここに君の中に
君を導く星のように
ずっと側にいるわ


11.Jumping Fish

作詞:石川千亜紀
作曲:梶浦由記

空の色は水の色 頬をなでる水しぶき
小さなカケ 心に浮かんだ

やさしい人ばかりで 悲しいこともないけど
とくべつ胸を熱くさせることもない

会いたくて飛びだした Jumping Fish あなたの世界へ
くるおしい恋をして死んでしまうかもしれず
情熱の世界

水の中のすべてを 知り尽くしているけれど
愛を肌で感じてみたいの

会いたくて飛びだした Jumping Fish 息もつかぬほど
きらめいた水面ぬけ 太陽から打ち寄せる
情熱の世界

Jumping Fish Jumping Fish 偶然を待たずに飛び出すの
Jumping Fish Jumping Fish いつか泳ぎ疲れてしまわぬうちに

Jumping Fish 今いくわ

空の色は水の色…


12.優しい夜明け

作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記

永遠探す君は移り気な夢見人
浮気な夢にすがり貴方は何処へ行く

黄昏開く鍵を深して月の影
届かないまま泣いた私は何処へ行く

二人瞳に秘密失くしても
重ねた腕をほどきはしないわ

一月の蒼い月朝焼け隠してよ
終わるはずのない夜に優しい夜明け

近付く程に痛む恋の重さのせいで
離れすぎてた胸を自由と呼んでいた

暗い場所にだけ光るものがあると
小さな窓の遠く見つめてた

一月の蒼い月どこまで落ちて行く
終わるはずのない恋に優しい夜明け

一月の蒼い月朝焼け隠してよ
終わるはずのない夜に優しい夜明け


13.indio

作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記

哀しい歌をふいに思い出した
夏の毛布にもぐり込んだ夜なのに
冷たい雨に足を速めても
失くしたものに届かないと泣いていた 君の歌

家に帰る道では指を離せずに
遠い電車の音 優しい海鳴りに変えた
二人で

子供の頃に読んだindioの南へ
船の出る時間を二人でほら、書いたノート
乾いた風に翳り無い太陽
幻の大地を私だけが彷徨ってる 今も

君のくれたもの忘れたくなくて
遠い海鳴りに耳を澄ます
一人で